カンジダは性行為だけで感染する菌ではない

投稿日:2017.12.12

性感染症である性器カンジダ症はカンジダ症の中に分類され、その中でも特に性器に感染し症状をもたらすものを指します。性器カンジダ症は病原体であるカンジダ属菌が皮膚を超えて体内に侵入することで感染します。カンジダ属菌は真菌の一種で、身近な言葉に言い換えるとカビの一種です。真菌が原因であることからカンジダ症は真菌症に分類されています。

性器カンジダ症は性感染症の特徴である感染者との性行為による感染だけでなく、風邪のように自己感染を起こすこともある性感染症です。カンジダ属菌は常在菌という人体に存在していても普段は何も症状を起こさない菌ですが、免疫力の低下などによって増殖を許してしまうと症状を引き起こすことがあります。常在菌が病気を起こさないとは限りません。

ストレスや疲労、体調不良、ホルモンバランスの崩れを起こすと免疫力に影響を及ぼし、結果として発症の原因になります。また通気性の悪い下着の着用をし性器周辺の湿度を長時間あげることもカンジダ属菌の繁殖原因になり、発症原因になります。この感染における特徴によって性行為を行ったことがない人でも発症する可能性を抱え、多岐にわたる免疫力低下の原因は自己感染を引き起こす人数を多くしている原因になっています。

性器カンジダ症の主な症状は性器の強い痒みや性器の炎症、分泌物の確認です。特に痒みは掻かずにはいられないほどに強くなることがあります。掻きすぎると性器に傷をつけてしまうこともあります。多くは痒みを感じた時に性器カンジダ症に感染していることを自覚し、感染しているかどうかの判断基準になっています。

性器カンジダ症は性行為時のコンドームの着用、不特定多数との性行為を抑えることなどによって予防することができます。また免疫力低下の原因であるストレスや疲労、体調不良を改善することでも予防することができます。特にストレスと疲労は周辺の環境に大きな影響を受けることが多く、環境改善によって抑えることができます。下着の通気性の改善にも効果があります。

エンペシド膣錠があればトリコモナスの治りが早い

性器カンジダ症は治療は難しいものではなく、現代では様々な医薬品が効能を発揮します。特にエンペシド膣錠はその中でも効果が高く、性器カンジダ症への特効薬となります。

エンペシド膣錠はクロトリマゾールと呼ばれる化学物質を配合しており、これが主な効果を発揮します。医療効果が比較的高いだけでなく、副作用が起こりにくいなどの利点も持っています。
エンペシド膣錠は女性は座薬として、男性はクリームとして使用することが一般的です。再び増殖させ発症させないためにも完治が確認されるまで使用を続けることになります。

座薬として用いる場合は一日一回の使用が一般的です。膣の深部にしっかりと入れることで効果を正しく発揮します。注意点として使用時は手の清潔を保っておくということがあります。不潔な状態で投与を行うと薬品としての効能を下げるほか、他の性感染症に感染してしまう可能性もあります。また肛門に誤って入れてしまわないようによく確認することになります。

クリームとして使用する場合は多くは一日数回の使用です。こちらも手の清潔はできるだけ保たれた状態でクリームを塗ることになります。膣錠と違い一日数回の使用なため塗り忘れをしないように心がけるとより効果を発揮します。

薬品の使用後は菌が拡散されてしまわないように手をしっかり洗い清潔を保つと安全です。
投与中は感染拡大の防止や再発対策のために性行為は制限することになります。また普段性行為をしているパートナーがいる場合は感染の認知を行うことでパートナーへの感染を防ぐことができます。

予防にも効果があることですが、自己感染が感染原因だった場合は自己感染の原因を改善することも完治を早めたり再発を防止することに役立ちます。